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営業メールを送る際のメールトラッキングサービスでよさそうなサービスを見つけたメモ

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業務で新サービスの営業をする際に

  1. そこそこの量の営業メールを一気に送る
  2. 打率を上げるために開封したかどうかをトラッキングし、フォローメールを送る
  3. 施策の効果を振り返りたいため全体の開封率を知りたい

みたいな要件のものが発生した際のメモ。
自分で SpreadSheet にチェックボックス作ってトラッキングタグを入れたメールを GAS で一斉送信するみたいなのを実装しそうになったが、流石にその手の SaaS があったので紹介。

課題

そもそも今回選定したサービスを利用する前の課題として、

  • 素早く仮説検証したい
  • そのため Fat な統合的マーケティング SaaS ツールみたいな学習コストがかかるようなものはいやだ
  • 営業も永遠に続くようなものではないのでぱっと始められて、ぱっと終われるものがよい

みたいな話があった。
はじめは Zoho みたいなでかい有名なサービスを使ってみたが、思ったより学習コストが高いなと感じた上に、複数のサービスを内包しているので基本料金+ α が必要なことがわかった。
検証段階で潰せたのはえらい。
結果、最悪 Zoho を使うが、もっと軽量なソリューションを調査もしくは実装みたいな話になった。

mailtrack ↗

冒頭書いた要件を満たすものを調査する中で、mailtrack というツールを見つけたので紹介する。
このサービスは pixel-based tracking といって、html メールに 1px のトラッキング用の img タグを Chrome Extension が送信前にメール内に入れて、それを使って開封したかどうかを測定している。
受信者がメールを開くとその 1px 画像がネットワーク経由でリクエストされ、mailtrack 側でリクエストを確認して開封確認をする。

機能としては以下のようなものがある。

  • Gmail 上で送信メールが開封されたかどうか分かる
  • Gmail 上で既読メールをフィルタしやすくするための仕組みもある(Gmail のラベルを使っているっぽい)
  • メールが既読になった際に Chrome の通知を受け取ることができる
  • SpreadSheet で複数の連絡先を管理し、そこに記載した人たちにメールを一斉送信できる
  • メールの一斉送信では変数を使ってテンプレメールをカスタマイズできる
  • 一斉送信したメールの開封率を Dashboard で確認することができる
  • 既読メールの一覧を CSV でダウンロードすることができる

シンプルとかいいつつ必要十分そうに見える。

シンプルにメールを送信

Chrome Extension をインストールすると、Google アカウントの認証フローをはさんだ後すぐ使えるようになる。
これがドラフトの状態。
draft

いくつかのオプションが選べる。

options

“when opened for the first time"にチェックを入れておくと、以下のようなブラウザ通知が受け取れる。 notification

また、Dashboard 機能もあり、Gmail に依存せず開封したメールの一覧をチェックできる。 これが初期状態で、

initial dashboard

開封後はこうなる。 opened

開封メールの詳細ページもある。ドキュメントを開いたかどうか、リンクをクリックしたかどうかも Upgrade すればわかるようだ。便利。 opened details

メールを送信すると、このように開封したかどうかが Gmail でわかるようになっている。

on gmail

受信者側の見た目はこんな感じ。 Free プランだと下部に強制的にフッターを入れられてしまうが、Upgrade で消すことができるらしい。課金ポイントがイケてる。これは課金せざるを得ない。

receiver

Campaign 機能で一斉送信

ここからが本題である。ほとんどの人はいちいち労働集約的にメールを個別送信したくないはずだ。

まず以下のような SpreadSheet を用意する。変数にしたい項目と、その値を書く。 sheet

メール送信画面で、“Campaign"を押して、SpreadSheet を選択するとシートの連絡先が BCC にすべてぶち込まれる。
後は変数を選択してテンプレメールを作る。 template

残すは送信するだけ!と思いたいところだが、きめ細かいサポートがある。
メール送信前に自分のメールアドレスに、SpreadSheet の先頭のレコードを使ってプレビューメールを送信できる。
一斉送信したら大変なミスをした!とならずに済むいい UX。
“Send Campaign"を押すと実際に送信ができる。

sending option

プレビューメールはこんな感じ。 preview

あとは Dashboard で開封率を確認できる。(今回はすべて自分のメールアドレスに対してメールを送ったので 1 件のみになっているが、開封するとしっかり 100%になっていることがわかる) campaign open rate

その他のサービス

ほとんど CRM との統合で、ゼロワンのスタートアップ的にはそれなりにお値段がするものが多かった。一つだけシンプルな物があったので紹介しておく。

hunter MailTracker ↗

最初に試したのは hunter MailTracker。
こっちはまだ完全フリーで、シンプルに送ったメールの開封確認ができるだけでいいなら選択肢になりそう。

感想

実装したらそこそこの時間かかっただろうけど、SaaS を使うとお金を払って工数を節約できたいい事例。
スタートアップで働くコツは、やらなきゃいけないことを「やらない」こと。
知っている SaaS のレパートリーが多ければ多いほど本質的価値提供にフォーカスできるなと実感したので、定期的にリサーチして行きたい。